神保町サロン(物語から解放される時代を生きる)

神保町を中心に活動やアートを指向する集団です。

終戦記念日に感情から解放される

子どものころの記憶を散歩した。

泣いたらだめと言い聞かせ、寂しい気持ちを我慢してた。

子どもの僕はココロから目をそらして外を見てた。

視点を移して見えたのはなんだったろか。

植物や虫が見えた。色や光が見えた。

隠喩を覚えて、キモチを言葉でごまかした。

欲望は論理を使って本質を潤色する。

 

感情と風景が一緒になって、強いエネルギーになる。

妖怪やポルターガイストに見えたりする。

正直者には感じることができる。

優しさが共感の根源だと勘違してしまう時がある。 

感情だけで風景がついてこない。

感情と優しさだけあっても共倒れになる。

論理に見えるものが実は感情の吐露の場合がある。

欲望は論理を使って本質を潤色する。

 

音楽を使おう。言葉だけじゃ何もできない。

音楽を知っている視点で言葉を紡ごう。

クオリアを分類しよう。記号と表現のスパイラルだ。

論理は手順で、感情はスパイスだ。

最後に残るのはクオリアだ。

言い得て妙 と 隠喩に戻ったところで、

本質と上手に戯れることが人生を生きるコツとしよう。

 

文章:神保町サロン 石塚

 

 

※写真は目黒にある高野山真言宗の高福院の蓮。撮影は副住職の川島さん。

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